You are my symbol of mourning.
ギアスで短文。ジャンル・キャラ問わずのいろいろ。
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「俺」から逃げた「僕」
「僕」に挑む「君」
それは同じ音をした真逆の姿勢
【「逃走」と「闘争」 】
「僕」に挑む「君」
それは同じ音をした真逆の姿勢
【「逃走」と「闘争」 】
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「ルルーシュ、僕だよ」
「―――スザクだ」
チャンネルを通して流れたそれは
地下で再会した時と同じ台詞なのに
彼の声に乗っていたのは
種類の違う悦びだった
--------------------
堕ちたのは、俺とアイツ
「C.C.、ギアスの効果はどのくらい持続するものなんだ?」
「それはおまえが学園の生徒を使って調べているところだろう」
「所持者が死亡した後のことは俺には実験不能だ」
「‥その時は私が看ておいてやろう」
「はは、不死身の奴なら確かだな」
--------------------
おまえが生きるから俺は必然として死んで逝く。
俺が死んでもおまえは放っておいても生きていけるだろうか?
「それはおまえが学園の生徒を使って調べているところだろう」
「所持者が死亡した後のことは俺には実験不能だ」
「‥その時は私が看ておいてやろう」
「はは、不死身の奴なら確かだな」
--------------------
おまえが生きるから俺は必然として死んで逝く。
俺が死んでもおまえは放っておいても生きていけるだろうか?
「なんで、アーサーなんだ?」
生徒会で飼われることになった猫。
彼(彼女?)はアーサーと呼ばれている。名付け親はスザクだ。
しかし命名の日、ルルーシュは生徒会に出ていなかった(というか学校自体欠席した)ので、その理由を知らない。
疑問の声に答える為、スザクはルルーシュを振り返る。
右手に噛み付いたアーサーをぶら下げたまま振り返る。
「好きだから」
「理由になって無いぞ」
「そうかな?」
「おまえが猫好きなのは知ってる。で、俺が聞きたいのはどうしてアーサーなのかだ」
「うん、好きだから」
「だから、」
「ルルーシュ、アーサー王伝説、好きだっただろ?」
相変わらず、猫はスザクの手にぶら下がっていた。
--------------------
「だから、恥ずかしいもの取られたからって邪険にしちゃ駄目だよ!」
『私とナナリー、どっちをお嫁さんにするか今夜決めてッ!!』
幸せだった頃。
いつかの要求。
それに答えられずに頭を悩ませたのは、どちらも自分にとって大切だったからだ。傷をつけたくなかったからだ。
二人とも自分の妹。けれど向いたベクトルの種類は違う。
片や頑なな親愛のそれ。
片や幼い恋愛のそれ。
双方、愛であることは変わりない。けれどその形は絶対的に違っていた。
けれど双方、守りたい存在であったことに変わりは無かった。
好きだった。
出来ることなら、愛を、惜しみなく愛を与えたかった。
せめて与えられた分だけでも返したかった。
けれど、もうそれも叶わない。
半分だけ血を同じくした妹に自分が返せた唯一のものは、哀しみを添えた銃弾だけ。
さようなら、ユフィ。多分、初恋だった。
「ルルーシュ」
「いいんだ」
「しかし、」
「後悔する間も立ち止まる権利も俺には無い―――そう言ったのはお前だろう、C.C.」
その言葉に、魔女の表情が悲痛に歪む。
それを見て魔神は「変な奴だな」と言って笑った。
「‥枢木はどうする気だ」
スザク。
俺の友達。
ルルーシュの大事な大事な親友。
主の亡骸に縋りながら憎悪の瞳でゼロを睨め付けた騎士。
正しいやり方に拘り、正しくないゼロを否定した男。
けれどスザクはきっと『ゼロ』を殺しにやってくる。復讐の念を抱いて鬼となる。
たとえそれが間違った想いであっても、「皇女を殺した大逆の徒」を「罰する」という正義の元にやってくる。
歪んだ正義を掲げて『ゼロ』を殺しにやってくる。
「主を守れなかった騎士」という事実すら、復讐の名の下に正義として矯正する。
「真っ直ぐでいたいんだ、あいつは」
だからせめて『ルルーシュ』の存在は綺麗なままで、おまえの傍に。
だからせめて『ルルーシュ』の心は綺麗なままで、おまえの中に。
おまえがいずれ討ち果たすであろうテロリストが、せめて『ゼロ』であるように、
俺はおまえから最も遠き場所にいよう。
だから。
「―――さようなら、スザク」
たぶん、これは二度目の恋だった。
--------------------
23話前にキャラブック「皇女騎士」のページを読んでガリガリと。
「枢木はこんなこと言わない!むしろこれはルルの台詞に違いない!!」
とか何とかで相棒に送りつけたブツ。
幸せだった頃。
いつかの要求。
それに答えられずに頭を悩ませたのは、どちらも自分にとって大切だったからだ。傷をつけたくなかったからだ。
二人とも自分の妹。けれど向いたベクトルの種類は違う。
片や頑なな親愛のそれ。
片や幼い恋愛のそれ。
双方、愛であることは変わりない。けれどその形は絶対的に違っていた。
けれど双方、守りたい存在であったことに変わりは無かった。
好きだった。
出来ることなら、愛を、惜しみなく愛を与えたかった。
せめて与えられた分だけでも返したかった。
けれど、もうそれも叶わない。
半分だけ血を同じくした妹に自分が返せた唯一のものは、哀しみを添えた銃弾だけ。
さようなら、ユフィ。多分、初恋だった。
「ルルーシュ」
「いいんだ」
「しかし、」
「後悔する間も立ち止まる権利も俺には無い―――そう言ったのはお前だろう、C.C.」
その言葉に、魔女の表情が悲痛に歪む。
それを見て魔神は「変な奴だな」と言って笑った。
「‥枢木はどうする気だ」
スザク。
俺の友達。
ルルーシュの大事な大事な親友。
主の亡骸に縋りながら憎悪の瞳でゼロを睨め付けた騎士。
正しいやり方に拘り、正しくないゼロを否定した男。
けれどスザクはきっと『ゼロ』を殺しにやってくる。復讐の念を抱いて鬼となる。
たとえそれが間違った想いであっても、「皇女を殺した大逆の徒」を「罰する」という正義の元にやってくる。
歪んだ正義を掲げて『ゼロ』を殺しにやってくる。
「主を守れなかった騎士」という事実すら、復讐の名の下に正義として矯正する。
「真っ直ぐでいたいんだ、あいつは」
だからせめて『ルルーシュ』の存在は綺麗なままで、おまえの傍に。
だからせめて『ルルーシュ』の心は綺麗なままで、おまえの中に。
おまえがいずれ討ち果たすであろうテロリストが、せめて『ゼロ』であるように、
俺はおまえから最も遠き場所にいよう。
だから。
「―――さようなら、スザク」
たぶん、これは二度目の恋だった。
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23話前にキャラブック「皇女騎士」のページを読んでガリガリと。
「枢木はこんなこと言わない!むしろこれはルルの台詞に違いない!!」
とか何とかで相棒に送りつけたブツ。
「無事でよかった」
本心からそう言ったこの口で、今度は
「死ねばいいのに」
と言ってみた。
--------------------
見てよ、ルルーシュ。
君への愛と憎しみを混ぜたら、こんな色になったんだ。
本心からそう言ったこの口で、今度は
「死ねばいいのに」
と言ってみた。
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見てよ、ルルーシュ。
君への愛と憎しみを混ぜたら、こんな色になったんだ。
【絶叫マシン】
「‥スザク、大丈夫か?」
「だっ‥だいっ、じょ、ぶ‥!」
「‥‥」
「い‥行こう、ルルーシュ!もう一回乗りたいんだよね!」
「でも、スザクが」
「僕なら大丈夫だよ!さぁ、並ぼう!!」
「‥わ、わかった‥‥スザク」
「何?」
「‥‥ありがとう」
----------
スザクはナイトメアで華麗に空中戦は(以下略)
ルルはちゃちな絶叫マシンは駄目だけど、宙返りとか入った本格的な絶叫系は喜んで乗るタイプ。(ゼロ様は派手なパフォーマンスがお好き)
スザユフィのデートはスザクも割と自己主張してて、
スザルルのデートはスザクは100%ルルのやりたいこと優先してるイメージがあります。
「‥スザク、大丈夫か?」
「だっ‥だいっ、じょ、ぶ‥!」
「‥‥」
「い‥行こう、ルルーシュ!もう一回乗りたいんだよね!」
「でも、スザクが」
「僕なら大丈夫だよ!さぁ、並ぼう!!」
「‥わ、わかった‥‥スザク」
「何?」
「‥‥ありがとう」
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スザクはナイトメアで華麗に空中戦は(以下略)
ルルはちゃちな絶叫マシンは駄目だけど、宙返りとか入った本格的な絶叫系は喜んで乗るタイプ。(ゼロ様は派手なパフォーマンスがお好き)
スザユフィのデートはスザクも割と自己主張してて、
スザルルのデートはスザクは100%ルルのやりたいこと優先してるイメージがあります。
「今更、神とは仲良くできませんよ」
『朱雀』とは獣神の名だと、あの日幼なじみは誇り高く宣った。
----------
スザクとルル(ギアス)。
スザは自分自身が赤い鳥なんだから、別にギアス持ちにならなくていいと思います。
『朱雀』とは獣神の名だと、あの日幼なじみは誇り高く宣った。
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スザクとルル(ギアス)。
スザは自分自身が赤い鳥なんだから、別にギアス持ちにならなくていいと思います。
「ルルーシュ、好きだよ」
「ありがとう。で、この答えは?」
誠心誠意、全身全霊の心を込めた通算101回目の真摯な愛の告白はルルーシュの如き華麗さでルルーシュによってスルーされた。
‥‥あれ、これは初めてのパターン!?
「ル、ルルーシュ!?」
「さっさと答えろ。四択なんだわかるだろ」
「そんなのどうでもいいよっ!」
「“そんなの”?」
「現状報告、たった今、今における問題の優先順位が変更されました!」
びしっと敬礼してまで報告するがルルーシュの機嫌はさらに悪くなる。
しまった、この人は警察と軍人が嫌いだった。
そしてすぐさま、ルルーシュの嫌いなもの=軍人=スザク、という方程式がスザクの中で確立する。
「スザク」
「‥‥ごめんなさい」
あるはずのない犬耳が、へたり、と垂れるのがルルーシュには見えた。
「―――スザク」
す、と差し出されたのは筆記具。
そう筆記具。
さっきまでルルーシュが使ってた筆記具。と笑顔。
ルルーシュの笑顔。鉄壁無敵の皇族スマイル。
「俺もおまえを愛してるよ。だから俺の為にこの問題、解けるよな?」
--------------------
ルルーシュはスザクの扱い方を覚えた!
「ありがとう。で、この答えは?」
誠心誠意、全身全霊の心を込めた通算101回目の真摯な愛の告白はルルーシュの如き華麗さでルルーシュによってスルーされた。
‥‥あれ、これは初めてのパターン!?
「ル、ルルーシュ!?」
「さっさと答えろ。四択なんだわかるだろ」
「そんなのどうでもいいよっ!」
「“そんなの”?」
「現状報告、たった今、今における問題の優先順位が変更されました!」
びしっと敬礼してまで報告するがルルーシュの機嫌はさらに悪くなる。
しまった、この人は警察と軍人が嫌いだった。
そしてすぐさま、ルルーシュの嫌いなもの=軍人=スザク、という方程式がスザクの中で確立する。
「スザク」
「‥‥ごめんなさい」
あるはずのない犬耳が、へたり、と垂れるのがルルーシュには見えた。
「―――スザク」
す、と差し出されたのは筆記具。
そう筆記具。
さっきまでルルーシュが使ってた筆記具。と笑顔。
ルルーシュの笑顔。鉄壁無敵の皇族スマイル。
「俺もおまえを愛してるよ。だから俺の為にこの問題、解けるよな?」
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ルルーシュはスザクの扱い方を覚えた!
「‥‥許さない」
嗚呼、そうか。
連鎖を断ち切るのは君たちだったのか。
僕が死んでも、僕を殺した人間を恨んでくれる人はもういないんだった、と思って笑った。
----------
ナナリーとシャーリー。
鋏は二つの刃で切る道具。
ルルを殺したスザを二人は許さないだろうな、と。
ルルが死んだらギアスは切れると捏造。
嗚呼、そうか。
連鎖を断ち切るのは君たちだったのか。
僕が死んでも、僕を殺した人間を恨んでくれる人はもういないんだった、と思って笑った。
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ナナリーとシャーリー。
鋏は二つの刃で切る道具。
ルルを殺したスザを二人は許さないだろうな、と。
ルルが死んだらギアスは切れると捏造。
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