忍者ブログ
You are my symbol of mourning.                                                                                                                                                                ギアスで短文。ジャンル・キャラ問わずのいろいろ。
2024-111 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 prev 10 next 12
1  2  3  4 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「俺」から逃げた「僕」
「僕」に挑む「君」


それは同じ音をした真逆の姿勢



【「逃走」と「闘争」 】
PR

「ルルーシュ、僕だよ」

「―――スザクだ」



チャンネルを通して流れたそれは

地下で再会した時と同じ台詞なのに

彼の声に乗っていたのは

種類の違う悦びだった


--------------------
堕ちたのは、俺とアイツ

「C.C.、ギアスの効果はどのくらい持続するものなんだ?」
「それはおまえが学園の生徒を使って調べているところだろう」
「所持者が死亡した後のことは俺には実験不能だ」
「‥その時は私が看ておいてやろう」
「はは、不死身の奴なら確かだな」


--------------------
おまえが生きるから俺は必然として死んで逝く。
俺が死んでもおまえは放っておいても生きていけるだろうか?

「なんで、アーサーなんだ?」

生徒会で飼われることになった猫。
彼(彼女?)はアーサーと呼ばれている。名付け親はスザクだ。
しかし命名の日、ルルーシュは生徒会に出ていなかった(というか学校自体欠席した)ので、その理由を知らない。

疑問の声に答える為、スザクはルルーシュを振り返る。
右手に噛み付いたアーサーをぶら下げたまま振り返る。

「好きだから」
「理由になって無いぞ」
「そうかな?」
「おまえが猫好きなのは知ってる。で、俺が聞きたいのはどうしてアーサーなのかだ」
「うん、好きだから」
「だから、」

「ルルーシュ、アーサー王伝説、好きだっただろ?」



相変わらず、猫はスザクの手にぶら下がっていた。


--------------------
「だから、恥ずかしいもの取られたからって邪険にしちゃ駄目だよ!」

『私とナナリー、どっちをお嫁さんにするか今夜決めてッ!!』


幸せだった頃。
いつかの要求。
それに答えられずに頭を悩ませたのは、どちらも自分にとって大切だったからだ。傷をつけたくなかったからだ。
二人とも自分の妹。けれど向いたベクトルの種類は違う。
片や頑なな親愛のそれ。
片や幼い恋愛のそれ。
双方、愛であることは変わりない。けれどその形は絶対的に違っていた。
けれど双方、守りたい存在であったことに変わりは無かった。

好きだった。
出来ることなら、愛を、惜しみなく愛を与えたかった。
せめて与えられた分だけでも返したかった。

けれど、もうそれも叶わない。
半分だけ血を同じくした妹に自分が返せた唯一のものは、哀しみを添えた銃弾だけ。

さようなら、ユフィ。多分、初恋だった。


「ルルーシュ」
「いいんだ」
「しかし、」
「後悔する間も立ち止まる権利も俺には無い―――そう言ったのはお前だろう、C.C.」

その言葉に、魔女の表情が悲痛に歪む。
それを見て魔神は「変な奴だな」と言って笑った。


「‥枢木はどうする気だ」


スザク。
俺の友達。
ルルーシュの大事な大事な親友。
主の亡骸に縋りながら憎悪の瞳でゼロを睨め付けた騎士。

正しいやり方に拘り、正しくないゼロを否定した男。
けれどスザクはきっと『ゼロ』を殺しにやってくる。復讐の念を抱いて鬼となる。
たとえそれが間違った想いであっても、「皇女を殺した大逆の徒」を「罰する」という正義の元にやってくる。
歪んだ正義を掲げて『ゼロ』を殺しにやってくる。
「主を守れなかった騎士」という事実すら、復讐の名の下に正義として矯正する。


「真っ直ぐでいたいんだ、あいつは」


だからせめて『ルルーシュ』の存在は綺麗なままで、おまえの傍に。
だからせめて『ルルーシュ』の心は綺麗なままで、おまえの中に。

おまえがいずれ討ち果たすであろうテロリストが、せめて『ゼロ』であるように、
俺はおまえから最も遠き場所にいよう。

だから。


「―――さようなら、スザク」



たぶん、これは二度目の恋だった。


--------------------
23話前にキャラブック「皇女騎士」のページを読んでガリガリと。
「枢木はこんなこと言わない!むしろこれはルルの台詞に違いない!!」
とか何とかで相棒に送りつけたブツ。
「無事でよかった」


本心からそう言ったこの口で、今度は


「死ねばいいのに」


と言ってみた。


--------------------
見てよ、ルルーシュ。
君への愛と憎しみを混ぜたら、こんな色になったんだ。
【絶叫マシン】



「‥スザク、大丈夫か?」
「だっ‥だいっ、じょ、ぶ‥!」
「‥‥」
「い‥行こう、ルルーシュ!もう一回乗りたいんだよね!」
「でも、スザクが」
「僕なら大丈夫だよ!さぁ、並ぼう!!」
「‥わ、わかった‥‥スザク」
「何?」
「‥‥ありがとう」


----------
スザクはナイトメアで華麗に空中戦は(以下略)
ルルはちゃちな絶叫マシンは駄目だけど、宙返りとか入った本格的な絶叫系は喜んで乗るタイプ。(ゼロ様は派手なパフォーマンスがお好き)

スザユフィのデートはスザクも割と自己主張してて、
スザルルのデートはスザクは100%ルルのやりたいこと優先してるイメージがあります。
「今更、神とは仲良くできませんよ」



『朱雀』とは獣神の名だと、あの日幼なじみは誇り高く宣った。


----------
スザクとルル(ギアス)。
スザは自分自身が赤い鳥なんだから、別にギアス持ちにならなくていいと思います。
「ルルーシュ、好きだよ」
「ありがとう。で、この答えは?」

誠心誠意、全身全霊の心を込めた通算101回目の真摯な愛の告白はルルーシュの如き華麗さでルルーシュによってスルーされた。
‥‥あれ、これは初めてのパターン!?

「ル、ルルーシュ!?」
「さっさと答えろ。四択なんだわかるだろ」
「そんなのどうでもいいよっ!」
「“そんなの”?」
「現状報告、たった今、今における問題の優先順位が変更されました!」

びしっと敬礼してまで報告するがルルーシュの機嫌はさらに悪くなる。
しまった、この人は警察と軍人が嫌いだった。
そしてすぐさま、ルルーシュの嫌いなもの=軍人=スザク、という方程式がスザクの中で確立する。

「スザク」
「‥‥ごめんなさい」

あるはずのない犬耳が、へたり、と垂れるのがルルーシュには見えた。

「―――スザク」

す、と差し出されたのは筆記具。
そう筆記具。
さっきまでルルーシュが使ってた筆記具。と笑顔。
ルルーシュの笑顔。鉄壁無敵の皇族スマイル。


「俺もおまえを愛してるよ。だから俺の為にこの問題、解けるよな?」


--------------------
ルルーシュはスザクの扱い方を覚えた!
「‥‥許さない」



嗚呼、そうか。

連鎖を断ち切るのは君たちだったのか。



僕が死んでも、僕を殺した人間を恨んでくれる人はもういないんだった、と思って笑った。


----------
ナナリーとシャーリー。
鋏は二つの刃で切る道具。
ルルを殺したスザを二人は許さないだろうな、と。

ルルが死んだらギアスは切れると捏造。
Latest Entries
Search
Comento
アクセス解析
"わたぐも" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.
忍者ブログ [PR]