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輪なんだから端なんかないだろ
あ、そっか
血に染まり続けること
行動を謝罪をしないこと
何者にも頭を垂れぬこと
決して許しを請わぬこと
そうやって己を律し続けること
そうやって死ぬまで罪を忘れぬこと
どうして気づかなかった、見なかった
彼はあの瞬間にも一生をかけて懺悔していたのに
「言っただろう?スザク」
撃っていいのは 撃たれる覚悟のあるやつだけだ、と。
「俺が言った撃たれる弾とは何も肉を砕く実弾だけではない」
批難。中傷。嘲り。憎悪。
心を抉る言葉や感情。それらだって立派な凶器。
『空を、見ないで欲しい』
だから吐き気がした。携帯越しのあの言葉。
『綺麗な自分だけを見ていて欲しい』、と。
おまえはそう言った。
憎悪はしても『友達』は失いたくなかったか?
やりたいことばかりして好き勝手に散らかして、それでも居心地の良い場所だけは手放したくなかったか。
覚悟も無いのに俺を殺しに来たおまえ。
半端にして強欲。審判者気取りの自己を中心に世界を紡ぐ。
それがおまえの本質。
それでは駄目だ。
おまえは自身の主張から矛盾している。間違っている。
散らかしたものは元の場所に戻さなければ。
迷い子はあるべき場所へ戻らなければ。
迷い子は歩むべき道筋へ戻らなければ。
正しくなければ、駄目なのだろう?
「手伝ってやるよ」
だって、俺はおまえの大事な『友達』だったんだからなァッ!!
【空になったおもちゃ箱】
撃った分だけ、報いを受けろ
25話神根島。撃ったのはルル。
24&25話ネタバレ
(25話・神根島)
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ずっとずっと呪っていた。
自分という生き物を。
忌まわしく、汚らわしいだけの生き物を。
何より大事な人を巻き込んでしまったことを。
「ここから先はおまえには関係ないッ!!」
そう、関係ない。
君は弾かれたんだ、世界から。
このくだらない世界から。
折角弾かれたんだ。
だからもう、これ以上進んではいけない。
君は、せめて君だけは、その扉の向こうに行ってはいけない。見てはいけない。
そんな汚らわしいもの、君の視界に収める必要なんて更々無い。
たどり着く前に、縛り付けてしまえばよかった。
全て俺が悪かった。
君の心を知っていたから、いつだって後手に回ってた。
分かっていたのに。
このままではいずれ君はこの場所に、あの場所へ続くこのエレベーターに辿り着くと。
もう引き返せない。
せめてその足を止めるしか俺には出来ない。
何も知らせずに逝かしてあげることしか出来ない。
幸せではないかもしれない。
志半ばで心配ごとばかり残るだろう。
けれど今ならまだ、後悔も懺悔も、本当の絶望も知らなくて済む。
「おまえの存在が間違ってたんだッ!!」
心無い言葉。否、心にも無い言葉。
何の気持ちも篭っていない言葉で歪まされた顔が痛々しい。
裏切られたような、捨てられたような顔がとても悲しい。
おかしいな、そんな顔をさせたいわけじゃないのに。
絶望をあげたいわけじゃないのに。
―――幸せに。なって、欲しかったのに。
「ナナリーは俺が!」
ちゃんと助ける。
だから君はここで、ここまでで止まって。
ここから先は関係ない。知ってはいけない。
「スザクッ!」
そう、そうだ。それでいい。
憎むなら俺を憎んで。
その血でもなく、あの人でもなく、自分自身でもなく、俺を。俺だけを。
俺だけが、君の全てであるように。
「ルルーシュッッ!!!」
金切り声のように響いた銃声。
それはちゃんと君の元に届いただろうか?
【それは君の為にできる全てで唯一の贈り物】
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いつか長編に使いたい自分的メモ①
スザクの言葉、「ここから先はおまえには関係ないッ!」て正直意味深。
枢木の子だもの、遺跡とかラグナロクとか実は色々知ってそう。
(25話神根島・ルル視点)
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標準を合わせるその手の震え
それが俺への憎悪であれと願った
【大丈夫、『悪い』のは全部俺、だからおまえは『正しい』事をしてるんだ】
ルルが言い訳しないのはプライド以上に、他人への優しさ故。
言い訳しないことで、自分ではなく他人に逃げ道を残してる。
(25話神根島・スザク視点)
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標準を合わせるこの手の震え
これが彼への未練であれば良いと思った
【そうやってまた罪を犯す自分への未練と摩り替えた】
主義主張が一貫しない枢木さんは何処まで行っても自愛の人。
(25話神根島)
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ぴんと張り詰めていたピアノ線
彼女の血飛沫と共にまず切れた
それでも最後の足掻きとばかりに壁から垂れていたその針金も
漆黒の仮面が弾ける音と一緒に飛んで消えた
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25話で仮面が割れたときのスザクの表情の変化が大好きです
あの時彼の名前を出すのを躊躇したのは僕の中で警報が鳴ったから。
元皇族である彼に対する気遣い‥‥では、なかった
彼の存在自体を軍に知らせてはならないと思ったんだ
【あの日の君はまだ僕が生きる意味だった】
日本を捨てたおまえなのに
戦うにつれて仲間が増え続けること
それがどうにも不公平だと俺の瞳には映っていた。
【勝負になんてなりはしない。だって最初から盤面が違ったのだから】
こちらの駒は最初から最後までキング一体だった。